委員長挨拶
日本外傷データバンク(JTDB)は日本外傷学会と日本救急医学会によって 2003 年 10 月に設立され、そののち日本外傷診療研究機構(JTCR)によって運営され ています。しかしながら、現在においても JTDB の学術的な企画・運用は日本外 傷学会トラウマレジストリー委員会が行っており、実質上の活動は本委員会が 実施していると言っても過言ではありません。JTDB は日本全国における外傷治 療の詳細な臨床データを収集し、診療の実態や標準的な治療成績を明らかにす ることで、本邦の診療の質向上に貢献することを目的としております。
JTDB では参加登録施設がインターネットから外傷症例の情報を登録していま す。入力項目は患者初期情報、病院前情報、転送情報、来院時病態、初療時の 検査と処置、診断名と損傷重症度、入院退院情報の各項目の合計 94 項目に及び、 そのうち必須項目は 52 項目です。現在、北海道から沖縄まで全国 263 施設から、 約 30 万症例の情報が JTDB に登録されていて、自施設から入力したデータはい つでも自由にダウンロードでき、個々の施設のデータベースとしても活用でき ます。また、2008 年から毎年クレンジングした匿名化データを JTCR 団体施設に 送付することによって、外傷疫学研究のデータベースとして利用して戴いてお ります。
本年、個人情報保護法の改訂に基づいて倫理指針が新しくなり、JTDB に症例 登録をするために各施設の倫理委員会を通すことが必須になりました。JTDB は 運用を開始して以来、倫理委員会を通すことを必須として来なかった経緯があ り、昨年から研究を前提にする場合には倫理委員会を通すことが必要との方針 転換をしたばかりでありました。2017 年 5 月末から倫理指針が変更となったた めに、本委員会では倫理委員会を通しているか否かを参加登録施設に郵送物や メールを用いてお聞きしている次第です。誠に恐縮ですが、倫理委員会を通し ていない施設におかれましては、参照資料を本ホームページにアップロードし ておりますので、施設ごと倫理委員会を通して戴き、日本外傷学会事務局まで jast@shunkosha.com その旨ご連絡 戴けますよう何とぞお願い申し上げます。
委員長 齋藤 大蔵
資料
- 運用規則
- 細則
- 業績文献リスト
- JTDB新システム辞書ver.3
- パブリックコメント用JTDB項目改訂案
年次報告
- 日本語版2021 / English2021
- 日本語版2020 / English2020
- 日本語版2019 / English2019
- 日本語版2018 / English2018
- 日本語版2017 / English2017
- 日本語版2016 / English2016
倫理委員会申請参照資料改訂第3版
- 第3版日本外傷データバンク主管校承認書
- 第3版(期間延長申請)JTDB研究計画書防衛医大
- 第3版(期間延長申請)JTDB研究計画書
- 第3版(期間延長申請)191111JTDB施設公開リスト
- 第3版(期間延長申請)JTDB情報公開(全体)
- 第3版(期間延長申請)JTDB情報公開(防衛医大)
- 第3版(期間延長申請)JTDB研究申請書防衛医大
- 200228JTDB施設公開リスト
- 20200716JTDB施設公開リスト




